日本的(?)blog

みんなブログブログ言ってるし自分も何となくとりあえずはてなダイアリー。とスタートしてみた訳ですが。何となくやってしまう人たちの雪崩は確かに起こっていたかも知れない。でも、当時ブログブログって騒いでいたのは主に企業の広報宣伝関係の人、たぶん、本当はよくわからないんだけどとゆー人たちが多かったんじゃないかと思う。個人のblogについては、「ネット上でそこまで自分を晒してどうするんだ」とか 「中東ではもっと有効に利用されているのに」とか言う人はいたが、「よくできたblogは就活において強力な武器になります」とかいう話はぜんぜん聞かなかった。ちょっとの間に微妙に激しく状況変わってます。

最近何か読んでしまうのは、傾向として「そこまで自分を」の類。日常的、非劇的、ミニマルとゆーかひと頃のアメリカ文学に見られたある潮流*1みたいなやつです。

http://ameblo.jp/gotohell/
このblogは、「妻になじられた」のフレーズが不思議に心地いい(最近なじられることが少なくなったそうで残念、じゃなくてよかったですねっ)。確かに酷いこと言われているが、そのいちいちをblogに綴るあなたはいったいどーゆー人なんですか? など思いつつ。

http://ameblo.jp/tekuteku-runnta/
「 夫と口論になった」「殺されると思った」 と、上記のblogよりさらに辛くイタイ感じが色濃いが、これも日常。

映画評/書評は相変わらず多いけどホント見事に内容見ません。 80年代の『リゾーム…序*2や90年代の『T.A.Z.―一時的自律ゾーン (Collection Impact)』に匹敵する2000年代の書物が未だ出てないということもあるんだろうけど。もうそんなモン出ません。という考えの人もいらっしゃるみたいね。

*1:ガープの世界〈上〉 (新潮文庫)』とか

*2:好評絶版中。amazonのリンク入れたけど、以前5000エンで“ロープライス”マークが付いていたり、言わずもがなですがかなり酷いです。日本の古書とかスーパー源氏とかで検索すればたぶんその1/5とは言わないけど、間違いなく半額以下で入手できるはず