チカ・ブーン105円

ブック・オフの105円CDコーナーで何となく見つけてしまったchica boom*1でアタマの中は唐突に寄せる波のフォールドイン状態。
20世紀の大阪は土佐堀クラブパラノイア。ステージ上では女の子ばっかりのサルサ・バンドが大暴れ。ああ忘れないでね あしたの朝にはもう居ないけど/火ィ返してえな/一度だけでも永遠より熱い…ギロ・カウベルの類打ち鳴らし擦り倒しドレスの裾ひらひらさせながら「さあ恋をしましょう!」。居合わせた者は皆当然のようにアホになった。さすらいのヒッピーヒップ・プリン知ってる筈なのさ天国の場所/当たり前やんロンリコにライトが当たる様を眺めつつニヤニヤ/ほしいものは? 自由とダンス!/飛び跳ねてたらこぼれちゃったよ/ほしいものは? ベッドとチャンス! 
…以来、自分は何処へ行くにもギロを持ち歩くようになった。一日のうちに二度や三度は鞄の中からそれを取りだし、踊りながら擦りながらいい加減なことを歌い出す。サイのロリータ・セニョリータ・ちょっと待ってったらムーチョ。そんなライフスタイルが、そのまま定着してしまうんかしらんと一時は本気で危ぶまれた。おい、そこ、レンゲでかっ込んでんのはパエリアか? ロス・ロボス&シルビア・クリステル。 そっちのキミ、ショボクレた顔でタコスなんか喰ってどないする気や? いろいろ悩んだ挙げ句、私はスペイン語の魔法名を採用することにした。いちおーラテン系。

*1: カッコイイイ! ヒッピーヒップ・プリンは入ってなかったけど。

CHICA BOOM

CHICA BOOM