今バロウズが読みやすいという件について

確かにそういう傾向が続いている。てかますます顕著に*1
今後出現するかも知れない新型インフルエンザ ウィルスへの対策が始まっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051112-00000000-san-soci
今朝の朝日のトップもこれ関連でタミフルの備蓄とかの話やった。鳥インフルエンザウィルスはいろんなやり方で人間にとって何かと好ましくない変異を遂げたりするらしく、そんな病気が流行っちゃったらどうしよう…というのは確かに大問題だが、私は即不謹慎にもバロウズを連想。例えば、『シティーズ・オブ・ザ・レッド・ナイト *2』に出てきた放射能ウィルスB23。こいつに感染すると身体中に赤い乳首状の発疹、発熱、性的錯乱状態に陥って、まあ、とにかくいろいろと大変なんやけど、こんなん始めバロウズ的荒唐無稽が妙に普通な感じになってしまっていることに驚愕。 そう言やバロウズて名前のBlogPet飼ってるし。で、グリコはアメリカの投資ファンドに買われそう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051111-00000282-kyodo-bus_all
現実はますます凄い勢いで漫画になってってるな。

*1:たぶん今年前半ぐらいから? BVAさんとこことかでも言ってたんやけど、まあ、そういう感じ。そんな訳で私は、かつて2〜3ページ読んではそのままパラパラっとめくって放り投げていたやつを含め、改めて今年、バロウズを読み漁ることになった。何で今頃バロウズやねん?とかひとりで突っ込みつつ。書いた文章を切り刻んだ上で再度並び替える“カットアップ”とか、自分または他人の文章が印字された紙を適当に折り込んでつなげてしまう“フォールドイン”とか、“実験的”な手法だった〜まあ、きょーび皆さんがPCの画面上で普通にやってることと大して変わらん気もすんねんけどや〜らしいし、なるほど時々格好良かったり爆笑ものだったりすることもあるが、全般的に言って単に訳の分からない、従ってあまり読む気のしないものだったはずだ。ところが、今現在、それらの手法が駆使された実験的“三部作”の端緒とされる『ソフトマシーン』なんかを読むと、何やねん、もっとガンガンやってくれてもよかったのに…てな印象なのである。びっくり

*2:

シティーズ・オブ・ザ・レッド・ナイト

シティーズ・オブ・ザ・レッド・ナイト