読書(あとがき)感想文的

マクドナルドを利用。30円プラスでポテトセットをサラダセットにできるということなのでそうしていただく。レモンハーブ・ドレッシング? ええやん。
高城剛『ヤバいぜっ!デジタル日本−ハイブリッド・スタイルのススメ』集英社新書ISBN:408720345X入。「目次」と「はじめに」と「あとがき」を読む。中身はまだ読んでないけどだいたい分かった。懐かしい人には懐かしい名前かも知れない著者によるNEW AEON関連書籍(廉価版)だ。タイトル中の「ヤバい」は、関連ビジネスの遅れっぷりと、生活への浸透ぶりの両方を指すいわゆるダブルミーニング。職業クリエイティブ系、MAGICKAL系及びプチクリ的な人、要するに誰にでもおすすめしたいと思う。
何を書こう。フィジカルな認識に基づく著者の情報ヒエラルキー(?)観とか。別に何ら特殊なことは書いてない。下から、いちばんお手軽なのが近年急速に充実したメディア*1情報、その上が身体で受信/処理する情報、その上が第六感的なもの。と、上へ行くほど価値は上昇する。メディア→フィジカル→メンタル/スピリチュアルという訳。いちばん下のメディア情報について、例えばネットに流れた情報は、ネットに流れているというだけで既に情報価値としてはBランクとされている。当blogなどはBランク中のZランクだ。高城氏は、このレベルの情報をだらだら摂取し続けることで、より上の、つまり本当に大切な情報に接する機会やそれらに対する処理能力/感受性が低下すると警告している。どこそこのラーメン屋のことをB級グルメサイトやテレビ番組で見て「知ってる知ってる」でも実際には食べたことないというタイプの人間を、著者は「情報デブ」と呼ぶ。
メーカーさんが「実感訴求」の切り口探しを求めたり、「ショールームで体感していただかないと…」てなことを言いがちな昨今、分かりやすい話だ。で、ある意味いちばん大切な情報ほど伝わりにくくなっているのかも知れない現実とどう向き合うか。
著者の指摘の中からヒントを拾うなら、つまりはこーゆーこと。人をハッピーにするコンテンツとか言うけど、例えばケータイで楽しめるコンテンツ。いろいろあるけど、ある瞬間のある人にとっていちばん嬉しいのは、カレシからの(文字だけの)メールだったりするということ。
以上。

*1:ところで、mediumすなわち霊媒。高城氏も指摘しているが、この意味わかるよね?