コピペ:空間とイルミナティ(1)〜某社コンセプトブックより


自然の気配


人に恵みと驚異を与え続ける、天地間の森羅万象。
あるいは、“総体”としてのそれらを統べる者。
現在、広く「自然」と呼び習わされているものに対して、人は恐れと憧れを抱き、
賛美し、日々の暮らしを営む屋内にまでその「気配」を持ち込もうとした…。
そう考えることで初めて見えてくる、文化としての人工照明の歴史があります。
夜間や、外光の届かない空間に明るさを求めることはもちろん、
太陽がもたらしてくれる活気を模倣し、月あかりがもたらしてくれる安らぎを模倣し、
常にそれら「自然の気配」とともにありたいと願う気持ち。
○○○○○○は、そこに、単なる利便性を超えて
人の心まで豊かにするあかりへと進化した人工照明のルーツがあると考えます。