“教育*1”を奪還せよ! 


中国の田舎の子供たち
「子宝」という言葉はたぶん中国産だと思うが、子供は多けりゃ多いほど幸せと考える文化の国で一人っ子政策なんぞ徹底できる道理もなく、地方へ行けば「いったい何人いるんだ!」みたいな兄弟も珍しくないと聞く。戸籍さえ届けなければ罰せられる心配もないから、ゴマカスのは楽勝。このへんの事情は、ギョーザ事件を経験したばかりの日本でも納得されやすいハズ。ただし、戸籍のない子供たちは義務教育を受けることができない。“中国の”義務教育ではあるけれど。

チャウシェスクの子供たち
かつてルーマニアの独裁者チャウシェスクは、「国力とはすなわち人口なり」というコンセプトの下、子だくさんの人に対しては税金を免除し、逆に奨励金を出すという政策を実行したが、政権が倒れた途端孤児が急増し、世界的に有名な社会問題となってしまった。今、自分が思うのは以下の3点。
1) 政権が倒れた瞬間無に帰してしまう(と言うより後の世代にツケを残す)ような歪な政策は大迷惑
2) 国力とはすなわち人口×教育なり
3) 元“チャウシェスクの子供たち”である大人たちのブレイクスルーは人類を進化させるに違いない