若きオタクの皆様へ:麻丘めぐみ(2)

 このブログをはじめる直前、2〜3日前であったか。オタクが集まるイベント会場の近くに用事があって、迂闊にもそいつらの集団を乗せた非常に酸い満員電車に乗り合わせてしまい、呼吸を止める修行に余念がなかった。そんないきさつで、最初の頃のエントリはオタクは嫌いだ迷惑だみたいなことばっかり書いていたような気がする。
 それが、どないなってんねん。最近のエントリを読み返してみると、まるで「オタク応援ブログ」ではないか。バンダイの何某氏も仰っていたように、ガンダムも20年後はシルバー商品だから説明書の文字を大きくしないといけないみたいだが、そのへんは市場が作るユニバーサルデザインだから放っておいて大丈夫。そのへんで安っぽく優しくあろうとは思わない。単なるいい人など、わざわざ俺がやらなくても掃いて吐いて捨てるほどいるし。
 耳かき店に注目? 真意は? 知るか! 注目するのは俺の勝手だろう。でも、自分は耳かき店なんか行ったことがない。サレンダー状態で素人*1の女に耳の穴をあけわたすほど人間できてないし、率直に言えばアレはコワイなあ。だからたぶん、今後も行かんだろう。そんなものに月30万使う奴がいるという話は、既にその時点で激しく恐怖だ。



 滅び行くアイドルと、未来のアイドルのアーキタイプとしてのアイドル(ex.麻丘めぐみ)がいた。もちろん、当時はそんなこと考えもしなかった。麻丘めぐみにしたって、普通にキレイなおねーさんだと思っていただけ。今となっては、やはりただごとではないけど。そー言えば、近所のおねーさんに麻丘めぐみの髪型を真似ていた人がいたが、残念ながら似ているのは髪型だけであった。その努力が美しいなどと酷い言い種は止めたまえ。人間なんてららーららららららーかように仕方ない存在なのだから。サレンダー。それほどまでに、2000年代のオタクたちの理想の二次元キャラを、そのまま3DCGで立ち上げたような70年代アイドル。それが麻丘めぐみである。今、「アイドルとは何か?」と問われたなら、自分はYoutubeでこの人の動画を見せるだろう。


*1:もちろん、ここで言う「素人」は「耳かきの素人」である