ーー建物はもはや、かつてそれらの建設を導いた情報の墓場ではなく、データの継続的な操作と管理を可能にする開放的な構造になったといえよう。(アーロン・ベッキー
〜昨日紹介した本、レムリアンでない方にも一読二読をおすすめしたいと思う。

<アストラル>アーキテクチュアなどと半ばいちびってみたりする訳だが、正確には<インビジブル>だろう。そして、目に見えないものを大切にする人たちと言えば、そう、音楽ファンと魔術ファン(若干切り方変わるけど、香水ファンなんかも、まあ、そうだろう。香水にだってアーキテクチュアはある。ベースになる香りもあれば、ちょっとアクセント的にブレンドされている香りもある。しかも、時間とともに、1時間かそこらで消えるトップノート、ミドル、ラストと続く。香りの変化が面白いのもあれば、エンエン最初の香りが続くシングルノートもんもある)。
ところで、目に見えないものを大切にする人たちが大切にする<目に見えないもの>て何やねん? それを考え出すと半ば憂鬱になったりもするが、それでも救いはある。いつだって現実の中にこそ、それはある。例えば、我々の信仰ほどに固定的なもの、あらかじめ仕上がったものなどないということ。死体と墓標しか相手にしない生活なんて、だれが望むのか? 
そんなこんなで今日こそ家に帰ろうと思う。