どこが? 

めいどきっさメイド喫茶】萌え系付加価値飲食店の一種。追加料金を払えば、キャバクラ、またはヌキなしタッチなしのイメクラとしてのサービスが受けられる。メイドカフェ

私の辞書にはそう書いてある。無茶苦茶だ。それでいい。辞書に載っているコトバと、実際に巷で使われているコトバとでは、意味的ニュアンス的に結構隔たりがあったりまるで違ったりするのが常であり。バレンタインデーに「○○ちゃんからチョコもらったよ」「え!やってんの?あのこ」とか、まあ、いろいろ。そんな中で20世紀後半のいつか、いつの間にか、知らないうちにすっかり違うニュアンスで使われるようになっていた単語に「サブカルチャー」と「風俗」がある。

サブカルチャー【subculture】正統的・支配的な文化ではなく、その社会内で価値基準を異にする一部の集団を担い手とする文化。下位文化。(広辞苑第四版)
〜要するに魔術のことやんと理解していたのであるが、これが例えば本屋さんやなんかでは単に「アニメ&特撮」の意味で使われていたり。

ふうぞく【風俗】(1)一定の社会集団に広く行われている生活上のさまざまなならわし。しきたり。風習。(2)容姿と身のこなし。身ぶり、態度。(3)よそおい。みなり。服飾。(4)風俗歌(ふぞくうた)。ふぞく。(広辞苑第四版)
〜要するに街の、自分の、attitudeのことやんと理解していたのであるが、これはかなりの確率でセックス産業を指している。

そんなこんなで「メイド喫茶」と言えば、C.S.的には今や「日本のサブカルチャーを担うフーゾク界のエース」なのである。

(9/3追記)
じゃあ「メイドキャバクラ」は? も疑問点の一つだったが、やっぱりフツーにあるんやね。あまり聞きませんが。http://d.hatena.ne.jp/golgon/20050831
何にせよビクトリア朝的スタイルは、いまだ何かのリトマス試験紙であり続けていると思う。どう反応するかでお里が知れるみたいな。