ドン・ファンの語る「シャーマンたちの失敗」

GWは終わったけど、みんな抜き書きとかしてるかい? 卒論書くときやったよとか、カードつくったとか、今もやってるよとか、まあいろいろなんだろうと思う。しかし世の中には、二見書房から出ているカスタネダの『ドン・ファンの教え』シリーズから、ドン・ファンの台詞だけ抜き書きしたりしてたご苦労さんがいるものらしい。私のことだけど。だから、カルロス・カスタネダの師、古代メキシコのシャーマンの系譜に連なるヤキ・インディアンの呪術師、ドン・ファンことファン・マトゥスの言葉を集めた『時の輪』ISBN:4872335376きは、何か悔しくてスグには買わなかった。あっこーゆー本ね、オレの方がずっと先に編集しかけてたんやけど。みたいな感じで。結局あとで買った訳ですが。
その本の中に、今ちょっと気になっている一節がある。ドン・ファンが、古代メキシコのシャーマンの失敗について触れた部分。

『・・・こうした観念が、シャーマンたちにとってはほとんど致命傷となった。なぜなら・・・』

『こうした観念』の前も、『なぜなら』の後ろも、そこだけ見れば特に悩んでしまうような話ではない。MAGICKにおいては特に珍しくもないふつーの考え方と思われるし、MAGICKのRITUALにおいて、今もふつーに実践されていることに違いないからだ。
MAGICKを行う人は、それが効果を発揮する場をつくるために、まず、イメージの中で独特の世界観を確立する訳ですが、その際しばしば、原理に人格を与えるようなことが為される。そうすることによって、呼び出したり、感じたり、操作しようと試みている対象と自分との間に、何らかの関係性を構築するのである。みたいなところか。

そんなこんなで誠に中途半端で申し訳ないんやけど<管理された愚かさ>実践の為、また今度。