ドン・ファンの語る「シャーマンたちの失敗」その2

前:古代メキシコのシャーマンたちは、彼らに働きかけてくる不思議な力を「盟友」と名付けた。昭和日本の若者たちは、彼らに働きかけてくるオカズとしての女性(の裸の画像)をオナペットと名付けた。或いは名付けを採用した。なぜ「盟友」と呼んだのかというと、彼らはそうした力を心ゆくまで扱えるものと考えたからだ。なぜ「オナペット」と呼んだのかというと、彼らはそうしたペットと心ゆくまで戯れられるものと考えたからだ。
自慰行為の際どんな画像を見る? いんやオレは見ないよ。じゃ見るとしたら? どんな画像を見ながらできる? 女のはだか。はははそりゃできるやろ当たり前のこと言うな。そう言うお前は当たり前と違うことしてんか? 二次元キャラでできる。あほうそれもきょーび普通やて。もっとこーないの、ぶっちぎりのヘンタイさんは。立方体とか円錐とか数字の「2」の斜めのラインがたまらんとか・・・。
後:なぜなら、彼らが「盟友」と呼んだものは、宇宙には実在するが形を持たない存在だったからだ。なぜなら、彼らが「オナペット」と呼んだものは、宇宙には実在するし形もあるが、実はそれらとは何の関係もないただの画像だったからだ。現代のシャーマンたちはそいつを「無機質の存在」と呼んでいる。ちょっと原文が気になるけど知らない。平成の若者たちはいちいちそんなことについて喋らない。と思う。が、実際に触れてしまった時には、既にオナペットではない。この盟友たちがいかなる機能を持っているかと質問するのは、この世界でわれわれ人間は何をするのかとたずねるようなものでしかない。このオナペットたちがいかなる機能を持っているのかと質問する者を知らない。われわれはいまここにいる。それがすべてだ。そして盟友たちもまた、わしらと同じように、ここにいる。おそらくすぐ目と鼻の先に。そしてオナペットたちもまた、わしらと同じように、ここにいる。おそらくち○ぽの先あたりに。但し、その手で抱きしめたとき、彼女は既にオナペットであることを止めている。