念仏ホウキョウ禅セレマ

マントラ瞑想でバストアップに成功した女の子と、日曜早朝座禅会で魔術やってることがバレちゃって坊主に竹刀でひっぱたかれた男の子の青春ラブコメ映画を観た。夢の中*1で。
双方の親同士の色恋沙汰もパラレルで露骨に大胆に進行中。祇園精舎*2で逢いましょう。アナタを思って観音様大開帳*3のアタシ。
曹洞禅では、アバローキテーシュバラ即ち観自在菩薩とは座禅する修行者その人を指すらしい。また、信仰対象としての観音とは、全ての祈願先に渡りをつけてくれるご利益の総合代理店或いは<無限への接続ポイント>のごときもの、ついでに一周回って自分自身*4のことでもあるようだ。
There is no god where I am.
おさなごころの完成とは、即ち戴冠せる子供のゴッドフォームを纏うこと。アホのような、しかしクールな「そう言や俺かな?」感覚。OK?

*1:♪探し物は何ですか?・・・と、「夢の中へ」の「夢」を「泥」に変えて唄ってみよう。きっとアーシーなフィーリングにシビレるはずだ

*2:京都を代表する歓楽街に「精」とはまたなんちゅう生臭い字ヅラだろう。これでは助平道を極めたツワ者どもがヤリまくりヤリ尽くし飽き飽きした果てに悟りに至る…みたいな趣味の性魔術アシュラムのごとき施設を連想してしまう。アジャンタせっくす寺院も顔負け。でも、考えてみれば仏教の開祖ゴータマ・ブッタとは、ある意味そのような経験を経た上でサーマディーを得た人。かも知れないのである

*3:別にどうでもいいことではあるが、観音は女性器の符丁でもあった。いつごろからそうなのだろうか。ご存知の方はご教示いただけると嬉しいです

*4:ある時期のSF小説におけるお約束モチーフと言ってもいい。だが、ここでは敢えて日本文学に注目したい。例えば、石川淳『普賢』、稲垣足穂弥勒』。何で? さあ、俺、昨今やっぱり文学なんですよ。