ゼルダの伝説

 アニリール・セルカン事件は未だ収束しないのでまとめは後日。囚われのゼルダ姫を救え!

 〜日本人が「大人になりたくない」世代、「大人になんかならなくて いいんだよ」世代。の真っ只中だな。それが今の日本を相当ダメにしている*1。(YOUTUBEのコメント欄そのままコピペ)
 発言者は、80年代、ZELDAの登場を苦々しい思いで見ていた年長者世代、もしくは過去における日本のロック史サブカル史上の出来事として比較的最近になってZELDAを知った世代のいずれかと推測される。彼の言い分の正誤、及び彼自身「相当ダメになった今の日本」から相当恩恵を受けているであろうことはさておき、ZELDAの登場は、「30代の女の子」の出現を十二分に予見させるものだった*2。そして、「30代の女の子」の10年後が、順当にいった場合「40代の女の子」であることを歴史が証明するのは時間の問題だった。


(これこれ、このギターね)



Are you lucky?


これマジかっけー


この時期の日本の女性ロッカーの多くが、自分の中の文学少女な部分に対し微妙に屈折した思いがあったのか*3、ストレートに表現することを躊躇っていたふうに見える中、ZELDAの高橋佐代子は、素直にのびのびと、かつ切なくスタイリッシュ*4文学少女ロックを歌い上げている。その証拠とも言える記録がたとえばコレ。ちなみにいちばん上の動画中2曲目はカート・ヴォネガットの小説をモチーフにしたもの。


翌日追記。高橋佐代子的とか言うとmaatianの人に叱られるかな?
Liber Pennae Praenumbra
http://www.hermetic.com/wisdom/pennae_praenumbra.html


全ての女性にもとい選ばれし貴女に!

Maat Magick: A Guide to Self-Initiation

Maat Magick: A Guide to Self-Initiation

Maatian Meditations and Considerations

Maatian Meditations and Considerations

*1:このての犯人探しほど簡単なものはない。が、それをすることによって本人が精神の均衡をかろうじて保つことができているのならそれはそれで良いことだ。と、そんなことはどうでもよく、今回自分が提示する仮説もしくは戯言は、もう決して止めることのできない何かが、もちろんそれらの"one of" に過ぎないのだが、彼女たちの登場を起点として物凄い勢いで流れ出したという話。それにしても、日本的NEW AEON史の1ペエジを飾るZELDA事件の見出しとしては、あまりにネガティブ。80年代の朝日新聞みたいだ

*2:誤解のないようにお断わりしておくと、シーンに登場した当時のZELDAのメンバーがリアルに“30代の女の子”だった訳ではない。全員もっと若くて、ヴォーカルに至っては結成当時未だ中学生だったというから逆に少々びっくり。てかそういう話ではなく、このねえさんたちの女の子性は、きっと永遠に続くんだろうなあ、そういう人種が間もなく大量発生するんだろうなあ、と、決してネガティブな意味ではなく確信させるものがあったということである。…てなことをタイプしてみたり、パンキッシュな部分が全く見えない動画ばかり貼るなどしている訳だが、意図的にZELDAに対する誤解を煽ってやろうなどという腹づもりはない。これは個人的な感想などではなく、ZELDAが体現して見せた女の子性は、それまでの社会通念としての女の子性をさくっと裏切る性格のものだったと言っていい。このあたりのニュアンスは、例えば、音源セールス、メディアへの露出頻度ともにZELDAを遥かに上回っていた、要するに普通にもっと売れていた同時代の“ギャルバン”プリンセス・プリンセスあたりと〜YOUTUBE等にて〜比較すると分かりやすいかも知れない。自分は女の子ではないのでホントはよく分からないのだが

*3:もちろん最初から文学少女とは程遠かった人もいるし、そもそも自分が言及しているのは、単に当時のにインディーズシーンに見られた傾向に過ぎないのかも知れない

*4:80年代のZELDAはビジュアル的にも、他のメジャーシーンで活動していたレディスバンドとは明らかに一線を画していた。また、どういう訳か古着屋の店内BGMとしてよく使われていたようだ