フローティング・タンク初体験

 2010年(だったと思う)。初対面の遠迫さんは、過剰な期待にワクワクしながらやって来た新参者の下心をハナからお見通し。先生の説明を聞きながらクールダウンした自分は、とても良い状態でタンク・インすることができた。タンク内でいきなりある種の瞑想技法を試すといったはしたない所業におよぶこともなく、エルゴノミックに洗練されたデザインのかっこ良さに感心したり、死海リゾートってこんな感じなんかなあとあらぬことを考えたりしながら暫くの間チャプチャプ遊んでいたのだが・・・気がつくと深いリラクゼーション状態に入っており、上下四方の壁が消失したような意識の拡張感。通常の空間認識はない。というより必要ない。方位感覚は不思議と残っている。これでいいのだ。すべての拘束を免れ、脱力し、浮遊し、堂々と静止している。自分は今、あらゆる<外側>の声がクリアに聞こえる状態にあると確信。